やればやるほどに
手応えが返ってくる
絵画制作に似ていると感じました。
今回は初めてハードカバーでZINEを作れるということで、
画集のように手に取りたくなるようなものを目指しました。
私の作品は「入れ子」がキーワード。
このZINE自体も「入れ子」となるよう、
随所にその要素を散りばめています。
現物は想像していたよりもがっしりとした印象がありました。
今回は表紙・裏表紙にキャンバス作品の写真を採用しています。
表紙に使った紙も少し凹凸のあるマットな手触りで、
完成品を手に取ると、キャンバスの質感を再現したかのような親和性がありました。
ZINEの範疇を越えてしまうかもしれませんが、
ページ数を50〜100ページくらいまで増やせると
本格的な画集・ポートフォリオとして活用できるのでとても嬉しいです。
プラスαの欲ですが、「UV厚盛ニス加工」を使えると部分的にツヤツヤになり、
さらにメリハリのある楽しい表紙が作れそうです。
私にとって「ZINE」とはメインの絵画制作に対してサブ的な表現媒体であるものの、
ウェブサイトと並んで重要な作品のアーカイブ方法です。
今回は「入れ子同士の比較」といった独自の表現を含ませることができて、
やればやるほどに手応えが返ってくる絵画制作に似ていると感じました。
A5
32P
糸ミシン角背上製本
白
オンデマンド印刷
アラベールホワイト130kg+PP加工
上質90kg
上質90kg
ハードカバーは中綴じでは出せない高級感や重厚感を持たせることができ、
相手に強く印象を残せるプレゼンテーションに使えます。
山崎さんも、完成品を美術関係者への作品紹介に活用されているそうです。